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アフィリエイトをする際に一番大変なのがコンテンツです。いかにユーザーにちゃんと読んでもらえる記事を書けるかがポイントです。

しかし読んでもらえる記事を書くのは本当に大変です。また、外注にお願いしても全然思ったような記事が上がってこなくて、途中で投げ出してしまった人もたくさんいることでしょう。

特に最近は長文が当たり前にみたいになっていますけど、たぶん誰も長文なんて書きたくないし、読み手側も長文なんて読みたくないし・・・というどっちも得しない状況になってると思うんですが、運営側からすると長文をせっせと書かないと検索順位が上がらないので仕方ないという事情もあります。

しかし長文を書くとなると膨大な時間がかかるし、かと言って外注に依頼すればとんでもないコストがかかってしまいます。

一般的に3,000文字の記事を外注に依頼すると安くても1文字1円程度、高ければ1文字3円~5円ぐらいになります。

もちろん1記事書くだけでOKというわけではないので、何記事も書く必要があります。検索エンジンからの流入を狙おうと思うのなら、毎日のように記事を書き続けないといけません。

自分で毎日3,000文字の記事を書き続けるのは非常に困難ですし、それらを完全に外注にすれば毎月の出費は非常に大きくなります。

すでにある程度儲かっていれば、多少の出費はもちろん仕方ないですが、まだ儲かるどうかも分からない状態で高いお金を払って外注するのは大変です。しかも高いお金を払って外注したからと言っても必ずしも意図した記事が上がってくるわけではありません。

そこで、超激安で、しかもちゃんと読まれて、回遊率も上がる記事を発注する方法をまとめました。

自分で書くやり方ではないのでコストはかかりますが、安ければ1文字0.1円程度、高くてもせいぜい1文字0.2円とか0.3円程度、しかもサイトの回遊率も上がるし、めちゃくちゃ読まれるコンテンツを作るノウハウを公開したいと思います。

私が主に使っているのはランサーズですが、他のクラウドソーシングサイトでもできるかと思います。ただ、ユーザー数的にランサーズが一番適していると考えています。

依頼の仕方はもちろん、上がってきた記事の使い方なども含めて解説していきます。

長文記事&大量に記事投入でガンガン上がるSEOの全盛期は過ぎてしまいましたが、それでも1記事に対するコンテンツ量と記事の投稿頻度は今でも非常に大切です。

3,000文字程度の記事がたった300円とかで書いてもらえて、しかも回遊率まで上がるのでこれを実践しない手はないでしょう。

過去にこのやり方でいろんなサイトを作ってきましたが、1人当たりの平均PVが4倍とか5倍ぐらいになったサイトもあります。

コンテンツ量に応じて1人当たりのPVが確実に上がるようになりますので、結果としてサイト全体の評価も高くなるし、売るための商品を紹介するページへも誘導しやすくなります。

念のために書いておくと、3,000文字とか5,000文字とかの文章を丸々依頼するという方法ではありません。さすがに構成とか考えると、とてもじゃないけどそんな低単価で書いてくれる人はいません。

今回紹介するやり方は、記事の一部を依頼するやり方です。記事の導入文やまとめなどはもちろん自分でちゃんと書く必要がありますが、例えば3,000文字の記事であれば、2,000文字とか2,500文字分をこの方法で依頼した記事を使えば、労力はかなり少なくなります。

但し、すべてのジャンルで使えるという訳ではありませんが、どんなジャンルでも少し幅を広げればいろんな記事から集客することができます。

専門的な記事や特殊なジャンル、情報商材などの記事には向いていないですが、一般的なアフィリエイトの記事として使うには十分活用ができるようになります。

ざっくりと本文で解説しているジャンルを挙げると、転職、就職、自己啓発、占い、恋愛、出会い、不倫、VOD、美容、夫婦、育児、トレンドブログ、芸能などです。

他にもいろいろありますが、あまり適していないジャンルとしては投資関連、金融関連、情報商材、ギャンブル関連などは活用は難しいかと思います。

さらにTwitterを活用してサイトへ誘導する方法なども解説しています。

募集する記事の概要

ご存じのようにランサーズなどで記事を書く人はみんな仕事として書いています。タスク記事であっても、プロジェクト記事であってもみんな「これを書けば〇〇円稼げる」という気持ちを頭の片隅に置きながら書いているわけです。

そのため、できるだけ表面的なふわっとした記事、つまり当たり障りのない記事をきれいにまとめようとして書いてしまうことが多いと思います。

実際、いろんな人のブログやサイトを見ても、ほとんどのサイトが(文章のうまい下手は別として)きれいにまとまった記事になっているところが多いと思います。

果たしてそんなどこにでもあるような記事を読者は読みたいか?ということです。

極論をすれば教科書を読もうとしているような感じで、そんなきれいな文章なんて読みたい人はあまりいないんです。プロのライターに依頼すると、とてもきれいにまとめてくれますが、キレイすぎて刺さらないことが多いのも事実です。

人が読みたいと思うのは、もっと人間の奥底から湧き出てくるような感情のこもった記事です。分かりやすい例を挙げればヤフコメでしょうか。ヤフコメは誹謗中傷や妬み嫉みも多いですが、あれこそ人間の奥底にある感情が出たコメントだと思います。というのもヤフコメを書いても1円もお金を稼げないからです。

1円もお金を稼げないのにわざわざ時間を割いて記事を書くというのはどういうことかと言えば、記事を読んだユーザーが感情を揺さぶられて書かずにはいられなくなった状態です。腹が立つ、ムカつく、悲しい、感動した、嬉しい、つらい・・・いろいろとあると思いますが、そこに文章の上手さや下手さは関係なく、感情を突き動かす何かがあれば人は動きます。

しかもヤフコメのこうした記事は感情むき出しで書かれているため、非常によく読まれます。記事は読まないけどヤフコメは読むという人が相当数いるはずです。ご丁寧にそのヤフコメに対する返信までしっかりと読む人も相当数いるわけです。

まさにこれこそが人に読まれるコンテンツだと思っています。

とにかく気持ちを込めて書いてもらうことが一番。テクニックなどは不要。そのためランサーズのプロジェクトで決まったライターに高いお金を払って書いてもらうよりもリアルに体験した人に生々しく書いてもらうほうが読まれることのほうが多いです。

テクニックのひとつとして記事を書く際に感情を入れましょうというのを聞いたことがある人もいるでしょう。

それはもちろんその通りなんですが、テクニックとして入れるのではなく実際に記事自体も感情のこもった内容のほうが圧倒的に読まれるということです。

1文字5円とかのプロのライターに書いてもらった記事よりも、感情むき出しの素人が書いたヤフコメのほうがみんな読んでしまうのです。

これをうまく使ってランサーズで発注する方法を解説します。

具体的な記事の募集方法

私はランサーズで募集していましたが、他のクラウドソーシングでももちろん大丈夫です。但しユーザー数が多い方がいいのと、どちらかと言えば素人のほうがいいので、ランサーズが一番適していると思います。

この方法でやる場合はプロジェクト形式では発注はしません。あくまでもタスクで広く募集して、その募集内容に体験したことのある人を中心に募集して書いてもらいます。

大きくざっくりと分けると、自分(書き手)のことが中心の記事と自分のこと以外(例えば何かの話題に対する感想や意見など)が中心になります。

分かりやすく例を挙げると以下のような感じになります。

1つは世間で起こっていることや芸能人の話などに対する意見や感想などです。

具体的な例を挙げると

・芸能人の不倫についてどう思いますか?
・今流行っている〇〇についてあなたの意見を聞かせて下さい。
・〇〇(ドラマなど)の感想を教えて下さい。

のような質問。

もう1つは自分、つまり書き手自身の体験談などです。

例えば、

・ダイエットに失敗した話とその時どう思ったかを教えて下さい。
・今抱えている仕事の悩みを教えて下さい。
・人間関係で悩んでいることを教えて下さい。

のような質問。

ここで大事なのは記事作成依頼として〇〇についての記事を作成して下さいと書くのではなく、、~教えて下さい。~どう思うか?~の意見を聞かせて下さい。という形式のほうがより気持ちの入った記事が上がってくるという点です。

理由としては、記事を作成して下さいと書くと、「記事を作成すること」に対して気持ちがいってしまいますが、「自分の意見や感想を言うだけでいい」とすることで、書き手は気持ちをそのままぶつけてくる記事になります。

そのため、タスク記事であってもかなり読まれやすい体験談が自然に出来上がってくるのです。

また、募集のタイトルも内容によっては、少し感情を入れるとさらに書いてくれる人が増えて、頼んでもいないのに気持ちを抑えきれなくなって、500文字程度の依頼に対して、1000文字以上も書いてくる人がいます。

一例を挙げると、

・〇〇についてとても腹立たしいと思いませんか?どう思いますか?
・上司に理不尽に怒られた時は悔しくなかったですか?どんな気持ちになりましたか?

のような感じでタイトルに感情を入れてみると共感した人が記事を書いてくれるため、かなり感情のこもった記事が出来上がります。

基本的にはネガティブなことのほうが書いてくれやすいのですが、感動した話やいい話なども含めて、体験談はいつも良く読まれるコンテンツです。

実際にサイトで使えるジャンルなど

では、これらの記事はどんなジャンルで使えるかなどを解説していきます。

アフィリエイトを長年やっている人なら分かると思いますが、ドンズバキーワードで上位表示をさせるのは、今はかなり至難の業です。そのため、ずらしキーワードや少し離れたキーワードを中心にアクセスを集めている人も多いです。

特に体験談はとても読まれやすいコンテンツなので、体験談を読む→共感する→LPへ誘導という感じで使えば、確実に報酬を上げることができます。

いわゆるずらしキーワードは、ドンズバのキーワードと比べればコンバージョン率は下がりますが、それでも安く大量に投稿することができるため、いろんなキーワードでアクセスを拾ってくることができます。

とても簡単な方法なので、ここまで読んだらもう自分でやってみようと思っている人もいると思いますが、いくつかの例を挙げながら具体的に解説していきたいと思います。

最初にいろんなジャンルで使えると書きましたが、もちろんすべてのジャンルで使えるわけではありません。

また、ジャンルによっては同じ体験談でも浅い記事になりがちなものもあるので、いろいろと試しながらやってみると良いでしょう。

過去に募集した例やどんなジャンルでどんな風に使っていたかも解説したいと思います。

仕事に関連する体験談

仕事の悩み、上司との関係、部下の関係、人間関係などあらゆる悩みが集約しているのが職場と言う場所です。仕事に対する愚痴や悩みについての募集はかなりたくさん集まります。できるだけ具体的に募集することでいろんなバリエーションの記事を作成することができます。

例えば「会社の行事や飲み会についてどう思うか?」とか「上司の直してほしいところはどこか?」みたいな具体的な質問のほうがよい記事が集まりやすいです。さらに対象を20代前半とか30代とかに絞ることでいろんな記事を作成することができます。

これらをもとに誘導できるのは、転職や就活、アルバイト、派遣、副業などのビジネス関連はもちろん、自己啓発や占いなどのコンテンツへ誘導することもできます。

恋愛に関連する体験談

恋愛は年齢などによっていろいろあり、高校生レベルのものから職場恋愛、復縁などを入れれば、かなり幅広い内容で募集が可能です。とにかく幅の広さで言うと一番幅広くほとんどの人が体験したことがあるものなので、いろんな話が集まります。

できるだけシチュエーションや年代などを絞り込むことでいろんな切り口の記事が出来上がります。

恋愛系のメディアはもちろん、マッチングアプリや出会い系サイト、占いなどとも相性が良いです。さらに女性向けのサイトであれば、美容系や脱毛、ファッション、ダイエットなど自分をきれいにするための商品購入へ誘導することもできます。さらに復縁などの悩みの深いものは占いとの相性もいいので稼ぎやすいジャンルです。

不倫などに関連する記事

不倫に対する世間の風当たりはかなり強いですが、それはあくまでも有名人の話であって身近に不倫している人なんて山ほどいます。不倫系の体験談も募集をすればそれなりに集まります。

こういう記事を読む人は自分自身も不倫願望がある人も多いので、他人の不倫体験談で集客して、出会い系サイトなどに誘導するのもありでしょう。

映画やドラマの感想

特に現在進行形で放送しているドラマはかなり集まりやすいです。昨日のドラマ「〇〇」の感想などを書いて下さいというような募集はすぐに集まります。1話ごとのレビューは貴重なので放送中に集めておくのがいいでしょう。VOD比較サイトやトレンドサイトなどに使えます。300文字ぐらいの感想なら20円程度でも集まります。

VODサイトはいろんな人のレビューを読みたい人も多いと思うので、自分でがんばって記事を書くよりも、この方法で大量に集めたほうが読まれやすいし、簡単に記事を増やせるのでお勧めです。

漫画の感想

映画やドラマと同様に人気の漫画の感想も集まりやすいです。マイナーな漫画は集まりにくいですが、そこそこ有名な漫画なら低単価でも簡単に集まります。VODと同様に漫画の感想やレビューも読みたい人が多いため、コンテンツとしては非常に優秀です。

健康や美容関連

アフィリエイトでよく見かけるような商品の感想やレビューを集めるのは大変ですが(無理やり持ち上げた記事になってしまうため)、体のどこかに対する悩みはみんな持っているのでそれを募集として書いてもらいます。

例えば、ニキビで困った体験談を書いて下さい、とか、太っていることで損したことや経験があれば教えて下さい、のような募集をすればすぐに集まります。

そうしたお悩み系の体験談をたくさん集めて、それを解決させる商品などの誘導することができます。

夫婦関連、育児

夫婦関連の体験談は主に主婦が書いてくれることが多いのですが、大変な経験をされている人も多いので、かなり感情のこもった記事が多いです。さらに旦那の愚痴なんかを募集すればいくらでも集まります。

芸能関連

芸能関連の記事に対する感想や意見などはヤフコメでも書き込みが非常に多いジャンルなので、余裕で集まります。トレンドブログなどをやっている人にはおすすめです。〇〇の不倫についてどう思いますか?みたいな募集は10円とか20円でも集まります。

トレンドブログ

上記の芸能関連以外に日々ヤフーニュースで上がってくるようなニュースなどについて意見や感想を求める

占いや風水関連

占いや風水などは好きな人が非常に多く、過去に占いで当たった体験談や外れた体験談、失敗談などは集まりやすいです。

商品名(商標)の口コミなど

アフィリエイトで扱っているようなサブスク系の健康食品やサプリメントなどのレビューを集めるのはなかなか難しいですが、市販の商品などみんなが日常的に使っているようなものの口コミやレビューは比較的集まりやすいです。

市販商品の検索数は実はかなり多くて、こうした商品の感想やレビューのページから売りたい商品へ誘導するという方法もいいと思います。また市販の商品はAmazonなんかでも買えるものが多いので、そのままAmazonのアソシエイトに誘導するのもいいと思います。

特定の商品名ではなく商品全般での感想など

特定の商品名に特化するのではなく、「青汁を飲んでいる人に質問です。どこの青汁を飲んでいますか?効果はどうですか?」みたいな募集をすれば、青汁に対しての一般的な体験談がたくさん集まりますので、青汁サイトなどでうまく活用して売りたい商品へ誘導することもできます。

また、何かの予防などに対してどんなサプリメントを飲んでいるかというような募集の方法もいいと思います。例えば「目の疲れ予防にサプリメントを飲んでいる人に質問です。どんなサプリメントを飲んでいますか?感想は教えて下さい」のような感じで募集すれば、実際にサプリなどを飲んでいる人の感想がたくさん集まります。あとは目に良いとされるブルーベリー系のサプリに誘導する記事を準備すればOKです。

■切り口や募集の仕方を工夫することが大事

ここで挙げたのはほんの一例ですが、考えればいくらでもリアルな体験談を集めることが可能です。募集の仕方や切り口を少し工夫すれば、いろんなジャンルで活用できる方法です。

なぜ体験談が読まれるコンテンツなのか

例えば自分がもし大きな病気をした時、ネットで何を検索しますか?

最初はウィキペディや医療関係のサイトなどで基本的な情報収集をすると思います。まずはその病気に対する基礎知識などをひと通り検索して調べるでしょう。

その次は、自分と同じような症状や病気を抱えた人のブログや体験談を探す人が多いと思います。そうした人たちのブログを読めば勇気づけられるという理由もありますが、一番みんなが知りたいのは「自分と同じような状況の人はその後どうなったか?」ということです。

どういう方法でどういう治療をしてどれぐらい元気になったかというのが一番気になるところだと思います。

例えばニキビが急にできて困ってしまった場合、ニキビの場所やニキビの種類、自分の年齢、体質など、自分と同じ状況の人の体験談を読みたいと思うのは自然なことです。

そしてその人がどういう薬を使ったら治ったとか、どういう治療をしたら改善したとかを知りたいのです。

自分と全然状況が異なる人の情報はあまり参考にならないので、ユーザーはできるだけ自分と同じような状況の人を探すのです。

これは例えば就職活動や転職においてもそうだし、自己啓発や恋愛においても同じです。

復縁系のコンテンツでも体験談はめちゃくちゃ読まれます。これらも自分と同じ状況の人(同じような別れ方をした人)の体験談を読みたい人が多いためです。そのため、いろんな細かいジャンルに分けて体験記事を入れると非常に回遊率が上がります。

人は自分が困った場合、自分と同じような状況の人が問題点を克服したストーリーを読みたいのです。

なので、体験談はジャンルをうまく分けてたくさん作ることで回遊率を劇的に上げることができるようになります。

募集する記事の文字数と単価設定

体験談やレビュー、感想などを募集する際の文字数設定ですがだいたい1つの記事に対して300文字~500文字程度が良いでしょう。

これはジャンルは募集内容によっても異なりますので、一概には言えないですがいろいろと試してみた結果、これぐらいの文字数が一番安い単価で読まれそうな内容を書いてもらえることが多かったです。

文字数が多すぎると文字数稼ぎのような内容も増え、余計な前置きなども入ってくるため、あまりおすすめではありません。また短すぎると浅い記事も増えてくるので、それもよくありません。

単価設定もジャンルによって異なりますので、一概には言えないですが内容によってはかなり安くてもすぐに集まる場合があります。ランサーの感情を刺激することで驚くほど安く記事が集まる場合があります。

冒頭で1文字0.1円と書きましたが、実際はもっと安く集まる場合もあります。

例えば地上波で今現在放送されているドラマの感想なんかだと、300文字で20円程度で集まる場合もありますし、旦那の愚痴を書いて下さい、みたいな内容もかなり安くてたくさん集まります。

だいたい募集していた料金としては以下のような感じです。

1件10円 180文字
1件30円 480文字
1件50円 480文字
1件70円 480文字

一番高い70円でも1文字0.15円ですので、激安です。しかもみんなちょっと多めに書いてくるので、実際はもっと安くなります。但し、1割程度は使えない記事も混ざってくる可能性があるので、ひどいランサーは定期的にブロックしています。これらのロスを入れても余裕で安いです。

ひとつだけ重要なことですが、単価は上げ過ぎると逆効果になりますので気を付けて下さい。普通に考えると単価を上げればいい記事が集まると考える人も多いです。確かにプロジェクトでの依頼の場合はそうかもしれません。しかし体験談に限って言えば、単価を上げるとお金が目当てで無理やり記事を書く人が出てきます。そのため、記事の質が低下してしまいます。

この場合の「質の低下」というのは「感情のこもっていない記事が増える」ということです。

あくまでも

記事を書きたい(自分の意見を言いたい)>お金のため

というギリギリのラインを攻めるのが大事です。

上がってきた記事の使い方

出来上がった記事をどういう風に使うかという部分ですが、冒頭にも書いたように1記事丸々依頼するわけではありません。

いろんな人の体験談を集約したページを作成し、その中に依頼した記事(体験談)を入れていく感じになります。

就職や転職関連のサイトで使えそうな記事を例に募集から記事ができるまでを解説いたします。

1.テーマを決めてランサーズで募集

まず募集の方法ですが、この方法はプロジェクトではなくすべてタスクで募集します。

今回は就職・転職関連と言うことで「会社の上司に食事や飲みに誘われたらどう思いますか?」というタイトルでタスク記事の募集をする設定で解説します。

先にも書きましたが、「〇〇の記事を書いて下さい」ではなく、「どう思うか?あなたの意見や思っていることを教えてほしい」というスタンスで依頼します。

これのほうが投稿者のハードルが下がり本音の部分が聞けるのでおすすめです。

また、募集条件としていくつか設定しておくこと記事のバリエーションを増やすことができます。

例として

*今回は新卒で入社5年以内の男性のみが対象です。

とか

*30代以上の男性のみが対象です。

といった設定をしておくことで、他の年代やバリエーションでまた別記事として募集して書くことができるので、幅広く細かいキーワードでの流入を狙うなら、細分化していくほうがいいでしょう。

2.集まったきた体験談を使えるような記事を作成

募集した体験談を使えるような投稿をあらかじめ作成しておきます。

今回のであれば、記事タイトルを「上司からの食事や飲みの誘いを新入社員たちはどう思ってるのか本音を探ってみた」のようなタイトルで記事を作成します。

導入文は、300文字もあれば十分なので、ここは自分で考えましょう。

あとは、賛成派とか、反対派とか、上がってきた体験談をうまく料理して、そのまま記事に入れればOKです。

最後にまとめのような感じで他の記事やサイトへ誘導する部分を自分で書けばOKです。

3.かかったコストと時間

この記事を作成するのに10人分の体験談を募集したとしましょう。

1記事50円で480文字でも十分集まりますので、コストとしては500円です。

自分で書く記事を導入文300文字、まとめ300文字とすれば合計で600文字ほどです。

かかったコストは500円のみで、労力は自分で書く600文字ほどの文章、出来上がったのは5,000文字~6,000文字ぐらいのボリュームのある記事になります。

記事全体のイメージ

記事の内容やジャンル、どういった商品やサービスに誘導するかによっても異なりますので、一概には言えないですが基本的なイメージとしては下記のような感じで使うことができます。

記事タイトル(自分で考える)
導入文(自分で書く)
みんなの体験談(募集した体験談)3000~5000文字
商品やサービスの紹介など
まとめ

また、こうした体験談はアイデア次第でいろんな方法にも使えます。

例えば、ニキビの体験談であれば大量に募集をかけて、ニキビの種類、できた箇所、期間、年齢、性別などを細かく分けて、それぞれの箇所や種類別にカテゴリー分けしたサイトを作成します。ニキビに悩んでいる人は、自分と同じような症状の人の体験談を探して、いろんな記事が読まれるようになります。

あとはサイト内からニキビ関連の商品などに誘導することでコンバージョンにつながります。

募集する際の注意事項など

募集を出すタイミング

それほど重要ではないですが、できれば書いてほしいターゲット層が一番書いてくれそうな時間を選んで募集をすると良いでしょう。例えばサラリーマンに書いてほしいなら平日の夜や週末の昼とか、主婦に書いてほしいなら平日の昼とかに募集を開始したほうが集まりやすいと思います。

あらかじめ注意書きでターゲット層のみを対象としておく

ランサーズの場合は時々法人アカウントがあったり、年齢不詳のものや男女が分からないものなどがあります。そのため、募集する際はターゲットや年齢をある程度絞るようにしています。

というのも内容によっては、ターゲット層と全然違う人が書いてくる可能性もあるためです。

女性の恋愛体験を募集しているのに男性が書いてくる場合もありますので、この辺りは募集内容にしっかりと書いておいて、それでも投稿してくる人はブロックするなりして対応したほうがいいでしょう。

先ほどの例にも挙げましたが、投稿の上のほうに、

【重要】この募集は20代の女性のみが対象となります。それ以外のアカウント(法人アカウントも不可)からの投稿はすべて却下します。

のような文言を入れておくと良いでしょう。もちろんこれを入れても投稿してくるアカウントはあります。内容が良ければ使うこともあるし、まあその辺りは臨機応変でいいでしょう。

1人につき1回のみの設定

募集内容によるので一概には言えませんが、基本は1回の募集で1人につき1回に限定したほうがいいです。いくら安くても簡単に書けそうな内容だと同じアカウントが何度も投稿してくる可能性があります。募集内容によってはアリかもしれませんが、この辺りはご自身でご判断下さい。

Twitterを活用してさらにアクセスを増やす方法

せっかく集まった貴重な体験談はTwitterでも活用して集客につなげることもできます。

1つの体験談はだいたい500文字前後なので、そのままTwitterに入れるには長すぎます。なので一部だけ切り取ってTwitterに投稿するか、要約して投稿するか、などやり方は特に決まっていませんが、定期的にTwitterに流すことでこちらからも集客できます。

Twitterってフォロワーがいないと誰にも読まれないというイメージを持っている人も多いと思いますが、今はTwitterで検索をして何かを調べる人もかなり増えています。Google検索の場合は、ライターによって書かれたちゃんとした記事が上位にくることがほとんどですが、Twitterの場合はユーザーの生の声が見れるため、商品のレビューを調べたりする人も多いです。

特にこの記事で解説しているような、リアルな体験談もTwitter上には溢れていて、今回ランサーズで集めた体験談なんかもユーザーに刺さりやすいものが多く含まれてる可能性もあります。

そのため、定期的にTwitterに流すことで検索から調べてやってくる人が必ずいるため、古い投稿になってしまっても常に一定のインプレッションは獲得できます。

Twitterに体験談を投稿する際のポイント

・Twitterの場合、キーワードは完全一致でないとヒットしません。例えば「ニキビ」で検索された場合は「にきび」という文字にはヒットしません。同じキーワードでも平仮名、カタカナ、漢字と表現を変えて複数回投稿するのもありです。

・1日の投稿数に制限はありませんが、できれば複数回定期的に投稿する方がいいです。

・140文字以内にできるだけ検索されそうなキーワードをたくさん入れるようにします。ほとんどは検索からの流入のため、いろんなキーワード、組み合わせが多いほど、ヒットしやすくなります。

・特に悩み系のツイートは自分に刺されば「続きを読みたい」と思う人は一定数いますので、いかにいろんなパターンのツイートを増やせるかがポイントになります。

・ホームページへ誘導するリンクは通常は、ツイートの下にそのまま入れますが、ツイッターのアルゴリズムではURLリンクがあると「話題のツイート」に載りにくいとか、インプレッションが増えにくいという可能性があるので、それぞれのツイートから固定ツイートに誘導するようにして、固定ツイートにサイトのトップページのURLを貼っておくのがいいと思います。これに関してはキーワードなどによっても異なるのでいろんな方法を試してみて下さい。

Twitterでもストック型のような運用ができる

サイト運営と違ってTwitterの場合はせっかく投稿してもすぐに埋もれてしまうため、数日たてば誰も自分の投稿は見られていないと思う人も多いかもしれません。

確かに独り言のような短いツイートならフォロワーのタイムラインぐらいでしか見られることはないと思います。

しかし、お悩み系ツイートで文字数が多いもの、キーワードがたくさん入っているツイートは時間が経ってからでも必ず誰かが検索して見ていることが多いです。1年とか2年前のツイートであっても、いろんなキーワードで検索してくる人が多いためです。

フォロワーがほとんどいないアカウントでお悩み系ツイートを30投稿ぐらいツイートして、半年ぐらい放置したとしましょう。それでも毎日誰かが必ず誰かが検索してくるため、常にインプレッションは出ます。

つまりTwitterであってもキーワードをうまく使うことで、常に誰かの目に触れるようにできるため、ストック型ビジネスに近い運用ができるようになります。しかもこうしたキーワードで検索してくる人はかなり悩みが深いことが多いため、自分のサイトへの誘導もしやすくなります。さらに体験談の一部を見てアクセスしてきたユーザーは、体験談がたくさん書いてあるサイトならかなり回遊率が高くなります。

なので、とにかくいろんなキーワードの組み合わせでたくさんツイートをしていくことで、投稿した数日だけでなく、長期間に渡って集客をできるようになります。

1,000文字とか2,000文字の体験談を募集したらどうなるか

この記事で募集する体験談は多くても500文字前後に設定していますが、実はこれはいろいろと試した結果ちょうどいいラインだと思っています。

実は過去に1,000文字とか2,000文字とかの記事を募集したこともありましたが、1,000文字を超えてくるとなかなか感情だけでは書けない人が多いようで、ある程度文章の組み立てやストーリーが必要になってきます。そのため、その人の文章力も必要になってきます。人によっては内容の薄い記事や余計な文字数稼ぎが増えて、あまり刺さらない記事もかなり混ざってきます。

また、500文字で50円で書いてもらえるからと言って、2000文字を200円で書いてくれる人は少ないです。500文字ぐらいというは感情だけで書けて、なおかつ文章力がなくても読みやすいギリギリの長さだと思っています。

ただ、ジャンルやキーワードによっては必ずしも当てはまらない場合もあるので、あとはいろいろと試してみるといいと思います。

最後に

何度も言いますが、体験談ってどんなジャンルでもかなり読まれやすいコンテンツです。よく雑誌なんかでも後ろのほうに読者の投稿コーナーみたいなのがあることが多いと思いますが、このコーナーを楽しみにしている人も少なくありません。

人はきれいな教科書のようなコンテンツよりも、こうしたリアルな声のほうが読みたい人が多いのです。ツイッターもそうですし、ネットの掲示板、ヤフコメなんかもそうだと思います。

こういう体験談は格安で増やせる上にサイトの回遊率も上げられるので、コンテンツとしては非常に優秀です。

サイトを運営する上ではしっかりと商品を紹介する記事などはもちろん必要ですが、こうしたユーザーの体験談を活用したほうが、コストも安く押さえられる上に検索やSNSからの流入も確実に増やすことができるようになります。